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ビデオPodcast 3:「日本のエロティックアート界に出現した女性アーティスト達」(ナレーション:モニーク・ダルメーダ)

20世紀のおける日本のエロティックアート界での最も顕著な発展とは、女性アーティストの出現である。過去3世紀において、春画はしばしば男女の平等と社会的な問題を正すムーブメントについて語ってきたが、それはほぼ男性によって制作されたものであった。だがしかし、現代ではついに女性が自分達のために口を開き始めた。

この変化の理由の一つとしては、漫画の大衆化がある。20世紀の大半を通じて、この比較的新しい媒体の芸術的洗練さや美術史上の重要性は見過ごされてきたが、太平洋戦争後、多くの女性が漫画家としてキャリアを確立し、性別や性について率直に語った作品を制作し始めた。漫画界における男女の比率は、今ようやく以前よりバランスがとれてきた。この展覧会においても11人中8人が女性アーティストである。

漫画業界ではないフィールドにいる小田まゆみグラバー由美子のような日本国外で活躍する女性アーティスト達は、母国を離れ、国際的舞台へ進出した。そしてそこで彼女達は男女間の政治闘争の問題に取り組んできた。彼女達の作品に見られるように、小田もグラバーも現代で最も差し迫った市民権問題の一つである性的搾取の問題に直面してきた。