ツバキアンナ(1970年生)
三味ロック

2008年
(L.2014-53.01)

この作品でツバキは芸者かおそらく遊女の見習いである若い女性が象牙の撥で三味線をかき鳴らしている姿を描いている。日本の三味線音楽の歴史は永禄時代(1557−1570)にさかのぼり、そして江戸時代(1615-1868)を通して吉原のような遊郭では非常に人気の高いものであった。当時、聴く者にとってその音楽がどれだけ熱く響いたかを伝える為に、ツバキはこの女性に三味線をエレキギターのように握らせ、現代のロックスターに置き換えた。