飢えて今頃　妹はどこに
一目逢いたい　お母さん
ルージュ哀しや　唇かめば
闇の夜風も　泣いて吹く
こんな女に誰がした

—「星の流れに」（1947）より
　 作詞：清水みのる（1918－1991）作曲：利根一郎（1903-1979）

17世紀以降の日本全国の性産業を考えたとき、吉原は驚くほど小さな役割しか果たしてなく、1958年には政府公認ではなくなり売春は抑制される事となった。上記の人気バラードでもわかるように、 第二次世界大戦後の連合国占領下（1945-1952）の日本では、女性には働く機会がほとんどなかった。日本の内務省が1945年8月に特殊慰安施設協会を設立した時には数万人の女性が国中の排他的な「慰安施設」でのアメリカ兵への性的サービスに従事する為に募集された。

連合国占領下時代以降の日本の目覚ましい経済回復にもかかわらず、売春宿 － 「ソープランド」、「ファッションヘルス」、「ピンクサロン」や「イメージクラブ」などとして知られている－は引き続き日本中で繁栄し、そして1990年代には援助交際が国内のメディアから大きな注目を集めた。