寺岡政美(1936年生)
無題
1968年
(L.2014-49.03)
寺岡がアメリカのロサンゼルス市に移住し創作活動をしていた1960年代における彼の作品の重要なテーマとは性的自由に解放されたアメリカ女性の性であり、彼はそれを解剖学的な見方で捉えるよりも、より抽象的なイメージを通じて表現した。女性の感触的で繊細な感覚を伝えようと 意図しながら彼が最終的に連想した形としては比喩的な形のラザーニヤであった。この彫刻の拡大判が現在はロサンゼルス のシーダーズ・サイナイ・メディカルセンターのコレクションに加えられている。